物流におけるECコンサルタントの役割

   

EC、つまり、商品の電子商取引のノウハウを提供するコンサルタントがいます。彼らは、インターネット上の販売や店舗管理といった商売の様々な機能についてアドバイスをすることができますが、物を顧客の元に届けるという物流でも力を発揮します。むしろ、そこで力を発揮できなければいけないのです。
インターネット上には様々な店舗があります。マーケットプレイス、オンラインショップ、電子オークション等現代人でこうした仕組みに頼らずに生きている人のほうが少数派でしょう。そして、そうしたインターネット上の販売の仕組みには大きく二つの素晴らしい点があります。一つはリアルの店を持たないということです。もう一つは在庫の持ち方が変わるということです。

リアルな店を持たないことの意味

販売活動には4つのPというフレームワークがあります。製品、宣伝、販路、価格の4つがそれに該当します。このなかで、ECに影響を受けないと言ってよいのは製品くらいです。
まず、インターネット上の店舗はウェブサイトをうまく作れるかどうかで検索エンジン対策を含めた宣伝効果が全く変わってきます。店を作ることがプロモーション活動に他ならないのです。検索にうまく引っ掛からない、導線が悪く商品の購買にストレスがかかる、といったようなユーザーエクスペリエンスに問題のあるウェブはすぐにマイナスの宣伝効果を持ってしまいます。そして、販路としても悪いということになります。逆に、よくできたサイトなら、それ自体に集客効果と販売チャネルの有効性があるためにコストが得になります。言い換えれば、管理活動のコストが小さくなるため、値下げをしても利益が取れます。つまり価格優位なのです。

ロングテールの便益を忘れるべからず

ECにおいて、ロングテール効果を忘れてはなりません。ロングテールというのは売れ筋ではない商品の少しずつの売上を足し合わせると、実はものすごく大きな販売機会になるという考え方です。これは多くの店舗を持つ小売店ではできず、インターネットの商売ならできるとかつて話題になりました。10個の店舗を持つ小売店は10個の店舗それぞれで売上のボリュームが期待できる商品にスペースを割かなければならず、本当に数少ない人しか買わないような商品を置く余裕はありません。それに対して、倉庫とウェブ上の店舗しか持たない場合ではあまり売れない商品にもスペースを割り当てられます。これによって、リアルな店舗では到底できないような在庫活用、つまり物流のメリットを得ることができます。こうした販売戦略については、優れたノウハウを持つコンサルタントの手を借りるとよいでしょう。

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